Claude Code Tips Collection

1. ファイル検索 & 読み込み

Read (内蔵) vs ripgrep vs cat vs readarray
- Read: 単一ファイルを素早く閲覧するときに便利。
- ripgrep (rg): ディレクトリ横断検索。正規表現で高速。
- cat: ファイル全体をパイプラインに流す。cat foo | head -n 20 など。
- readarray: シェル配列に行単位で読み込むときに使う。
- これらを組み合わせれば 内蔵 Search を使わなくても済む。

2. 出力の保存 & ログ

tee で同時に表示＆保存
```
rg "keyword" | tee findings.txt | head -5
cat data | tee backup.txt | awk '{print $2}'
```
実行結果を画面に出しつつファイルに残せるので、後から経緯を追いやすくデバッグにも役立つ。

3. キーボードショートカット

操作	ショートカット
改行を入力	Ctrl + j
クリップボード画像を貼り付け	Ctrl + v
任意ファイルを添付	`@\path\to\file`

4. Git や各種プロンプトの自動承認

ターミナルを張り付かずに済む方法:
1. Shift + Tab で Auto‑Accept を有効化。
2. 質問が来たら 123 の 2 を返して承認。
より確実に行うなら settings ファイル でパーミッションを事前に設定する。

5. MCP & 拡張機能

claude mcp add-from-claude-desktop
Claude Desktop の mcp 設定をワンコマンドで Claude Code に取り込める。

6. 通知 & アラート

作業完了時に端末ベルを鳴らす
```
claude config set --global preferredNotifChannel terminal_bell
```
もし鳴らない場合は VS Code 設定 (accessibility.signals.terminalBell) で sound を on にする。

7. フック & タイムアウト（v1.0.41 以降）

機能	説明
Stop / SubagentStop	`Stop` が分割され、① Claude の応答終了時、② サブエージェント(タスクツール)終了時を個別に捕捉可能。
BASH_MAX_TIMEOUT_MS	各コマンドにミリ秒単位のタイムアウト。デフォルト 60 000 ms。
hook_event_name	Hook Input の JSON に追加。イベント名でハンドリングしやすく。
その他	MCP 重複表示バグの修正、`tool_decision` イベントに Bash パラメータ付与。

8. アップデート運用

claude update で反映されないケースがある。
確実なのは
```
npm install -g anthropic-ai/claude-code
```
を実行して最新版をインストールし直すこと。

9. プロンプト & ガイダンス

安定動作する指示例
「主要クラスの冒頭に、設計ドキュメントへの参照と、関連クラスのメモを、コメントとしてつけてください。」

10. 設定ファイル Tweaks (`~/.claude/settings.json`)

キー例	役割
`MAX_THINKING_TOKENS`	常時拡張思考 (ultrathink) モードを有効化。トリガー語の入力が不要になる。
`"permissions": { "defaultMode": "acceptEdits" }`	起動時から Auto‑Accept Edits モードに入る。
`bypassPermissions: true`	`--dangerously-skip-permissions` 相当でパーミッション確認をスキップ。

11. フック応用例

停止時に効果音を鳴らす
```
# ~/.claude/hooks/stop
afplay /System/Library/Sounds/Glass.aiff
```
タスク完了が耳で分かるので集中を切らさない。

12. カスタム Slash Command & ワークフロー

独自 Slash コマンド: .claude/commands/ に .md を置くだけで定義できる。
スライド資料を自動生成
1. Markdown で原稿を書く
2. .md → YAML へ変換（構造化）
3. YAML → HTML でスライド化
4. HTML → PDF 出力
利点: md 資産の活用、GitHub に配置、CSS 一括調整、再利用可能なコマンドなど。

13. 運用ルールを `.md` にまとめて共有

プロジェクト直下に CLAUDE.md を置き、AI 運用ポリシー（例: AI運用5原則）を明文化。
チーム全体で合意しておくとミスや誤解を防げる。